鉄道地震工学研究センター 第8回 Annual Meeting
耐震補強の現在と今後の展望
公益財団法人鉄道総合技術研究所 鉄道地震工学研究センターでは、最近の研究成果のご紹介および現在の課題や今後の研究開発に関する意見交換の場として、毎年Annual Meeting を開催致しております。
さて、兵庫県南部地震以降、鉄道構造物の耐震補強が継続的・精力的に進められております。一方、要求性能の設定が難しい箇所や一般的な対策が困難な箇所に対する対応などが、現在の耐震補強の課題として浮かび上がっております。これらの課題は、第7回Annual Meetingのパネルディスカッションでも鉄道事業者の悩みとして指摘されており、課題解決に向けた取り組みが求められていると考えます。また耐震補強における要求性能は、現時点で十分に整理されておらず、今後将来に向け議論が必要です。
以上を背景に、第8回Annual Meetingでは「耐震補強の現在と今後の展望」と言うテーマのもと、耐震補強の現場で現在直面している課題をあらためて共有するとともに、要求性能の概念から具体的な工法に至るまで、従来の考え方にとらわれず、耐震補強の将来的な方向性に関して、鉄道技術者や研究者の方々と双方向の議論を行いたいと考えております。昨年に続きWeb形式での開催となりますが、多くの皆さまのご参加をお待ちしております。
開催概要
テーマ
耐震補強の現在と今後の展望
日時
2021年12月1日(水) 14:00 ~16:30
形式
Zoom WebinarによるWeb形式
参加費
無料
プログラム
14:00~14:05 開催挨拶・趣旨説明
鉄道総研 鉄道地震工学研究センター長 山本 俊六
14:05~14:35 鉄道地震工学研究センター報告
「各研究室における最新の研究開発」
司会: 地震解析 研究室長 岩田 直泰
(1) 複数の海底地震計情報を用いたマグニチュードの推定手法
地震解析 副主任研究員 野田 俊太
(2) 地震時地点リスク低減のための地盤調査計画アルゴリズム
地震動力学 研究員 月岡 桂吾
(3) 構造物・地震情報を活用した運転規制基準値設定法
地震応答制御 主任研究員 坂井 公俊
14:35~16:25 耐震補強の現在と今後の展望
(1) 趣旨説明
地震応答制御 研究室長 豊岡 亮洋
(2) 耐震補強に関する施策について国土交通省 関東運輸局 鉄道部技術・防災第一課 課長 水野 寿洋 様
(3) 耐震補強の現場から東日本旅客鉄道(株) 構造技術センター 耐震土構造PT 課長 島津 優 様
四国旅客鉄道(株) 工務部工事課 担当課長 宇野 匡和 様
東京地下鉄(株) 鉄道本部工務部 土木課 課長 藤岡 崇晃 様
(4) 耐震補強を支援する研究開発地盤・基礎・土構造等の耐震対策技術
地震動力学 副主任研究員 土井 逹也
橋りょう・高架橋等の耐震対策技術地震応答制御 副主任研究員 和田 一範
耐震補強のための全線評価地震動力学 研究室長 井澤 淳
(5) 耐震補強に関するアンケート調査地震応答制御 研究室長 豊岡 亮洋
(6) 今後の耐震補強に関する討議参加者:水野様、熊谷様(国交省)、島津様、宇野様、藤岡様、山本、岩田、井澤
モデレータ:豊岡
16:25 閉会挨拶
鉄道総研 鉄道地震工学研究センター長 山本 俊六
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公益財団法人鉄道総合技術研究所
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鉄道地震工学研究センター 地震応答制御(担当:豊岡・坂井)
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FAX:042-573-5926
e-mail : sakai.kimitoshi.36☆rtri.or.jp(☆を@に変更して下さい)