大型三軸圧縮試験装置

基礎・土構造研究室

本装置は通常の小型試験機では実施できない大粒径の地盤材料を対象として圧縮試験を行なう装置です。主に礫(レキ)材、バラスト、セメント改良土などの地盤材料の強度特性、変形特性を検討しています。圧縮試験は地中内部の地盤の強度・変形特性を把握することを目的としているため、三軸方向(x,y,z軸)の応力を制御し、地中内部の応力状態を再現した試験を行います。

特徴・諸元

本装置では静的および動的な載荷が可能であり、加えて変位制御および応力制御が可能です。そのため列車荷重を想定した繰返し載荷試験や、一定応力を載荷し続けるクリープ試験を行うことができます。また土の弾性領域程度(1μm=1ミクロン度)の超微小レベルでの変位制御および計測が可能であるので、土の変形特性を非常に高い精度で求めることができます。

主要諸元

 載荷能力  静的±300kN、動的±200kN
 制御方式  変位制御、応力制御
 載荷周波数  0~10Hz
 最大拘束圧  600kPa
 供試体寸法  直径300mm以下、高さ600mm以下

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