ハイブリッド地盤応答試験装置

地震動力学研究室

鉄道構造物の耐震設計では、地盤の地震時挙動を適切に把握する必要があります。この場合、地盤を構成する土がどのように変形するかを数値モデル化し、地盤応答解析を行います。ただし、日本に広く分布する液状化地盤、火山灰質土、腐植土のような特殊な土は、数値モデル化が難しい場合があります。本装置では、地盤応答解析における特殊な層を土質試験に置き換えることで、数値モデル化することなく地盤応答解析を実施することが出来ます。

特徴

対象とする土を直接土質試験に置き換えることで、数値モデル化することなく地震時の地盤応答解析を実施出来ます。
土質試験機には拘束圧載荷型単純せん断試験機を採用することで、試料成形や装置制御等が容易に実施出来ます。

主要諸元

最大拘束圧  :0.5MPa
最大背圧   :0.5MPa
供試体サイズ :直径60mm×高さ20mm
最大水平変位 :±10mm
最大水平荷重 :5kN

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