コンクリート構造研究室
Concrete Structures
コンクリート構造研究室は、橋りょう・高架橋をはじめとする鉄筋コンクリート(RC)構造、プレストレストコンクリート(PC)構造などの、鉄道コンクリート構造物の設計、維持管理及び耐震に関する研究開発、技術基準の整備ならびに受託・コンサルティング等を行っています。現在は,以下の技術開発に取り組んでいます。
研究開発
プレキャスト構造の特徴を考慮した設計法の開発 UPDATE
鉄道ラーメン高架橋を対象に、プレキャスト構造の特徴を考慮した設計法を開発しました。
鉄道ラーメン高架橋を対象に、プレキャスト構造の特徴を考慮した設計法を開発しました。
支承部の設計法の開発 UPDATE
地震によりコンクリート橋りょうの支承部に復旧が困難な損傷が生じたことを踏まえ、ストッパー埋込み部の耐力算定精度を向上し、損傷箇所や程度を制御できる支承部の設計法を開発しました。
地震によりコンクリート橋りょうの支承部に復旧が困難な損傷が生じたことを踏まえ、ストッパー埋込み部の耐力算定精度を向上し、損傷箇所や程度を制御できる支承部の設計法を開発しました。
鉄筋コンクリート部材のせん断耐力に関する設計法の開発 UPDATE
コンクリート部材は、支持条件や載荷条件、断面形状により、耐荷機構が大きく異なります。コンクリート構造物の経済的な設計を目的に、これらを踏まえた、従来よりも高精度なせん断耐力算定法を提案しました。
コンクリート部材は、支持条件や載荷条件、断面形状により、耐荷機構が大きく異なります。コンクリート構造物の経済的な設計を目的に、これらを踏まえた、従来よりも高精度なせん断耐力算定法を提案しました。
あと施工アンカーの設計法の開発 NEW
あと施工アンカーの設計体系を現行の許容応力度法から部分安全係数を用いた限界状態設計法へ移行するとともに、狭隘箇所での施工や長期持続荷重を受けるあと施工アンカーの設計法を提案しました。
あと施工アンカーの設計体系を現行の許容応力度法から部分安全係数を用いた限界状態設計法へ移行するとともに、狭隘箇所での施工や長期持続荷重を受けるあと施工アンカーの設計法を提案しました。
補強盛土一体橋梁の設計法の開発 NEW
地山あるいは盛土と接する橋梁を想定した、補強盛土一体橋梁(GRS一体橋梁)の開発を行いました。
地山あるいは盛土と接する橋梁を想定した、補強盛土一体橋梁(GRS一体橋梁)の開発を行いました。
津波による橋りょう被害状況予測手法の開発 UPDATE
津波による橋りょうの被害を予測するため、構造条件および津波条件から、橋りょうに作用する流体力を算出し、支承や橋脚の抵抗力算出法と併せることで、桁流出や橋脚破壊などの被害状況を予測する手法を開発しました。
津波による橋りょうの被害を予測するため、構造条件および津波条件から、橋りょうに作用する流体力を算出し、支承や橋脚の抵抗力算出法と併せることで、桁流出や橋脚破壊などの被害状況を予測する手法を開発しました。
津波による桁流失防止工法の開発 UPDATE
津波による桁流失を防止する工法として、津波による水平力・鉛直力の持続作用に抵抗し、地震時には落橋防止装置として機能し、普段も桁の伸縮に対応可能な工法を開発しました。
津波による桁流失を防止する工法として、津波による水平力・鉛直力の持続作用に抵抗し、地震時には落橋防止装置として機能し、普段も桁の伸縮に対応可能な工法を開発しました。
鉄筋コンクリート構造物の部材接合部の設計法の開発 UPDATE
鉄筋コンクリート構造物における配筋や部材接合構造について、施工性向上の観点から合理化を検討しました。
鉄筋コンクリート構造物における配筋や部材接合構造について、施工性向上の観点から合理化を検討しました。
鉄筋コンクリート構造物の復旧性に関する設計法の開発 UPDATE
鉄筋コンクリート構造物の大規模地震による損傷過程や、修復後の部材性能に関する検討を行いまし た。
鉄筋コンクリート構造物の大規模地震による損傷過程や、修復後の部材性能に関する検討を行いまし た。
コンクリート構造物の変状予測手法の開発 UPDATE
コンクリート構造物のはく落等の変状から、変状予測モデルを用いて、鉄筋腐食速度を推定する方法を提案しました。この手法により、コンクリート構造の将来のはく落予測が可能になり、修繕計画に活用できます。
コンクリート構造物のはく落等の変状から、変状予測モデルを用いて、鉄筋腐食速度を推定する方法を提案しました。この手法により、コンクリート構造の将来のはく落予測が可能になり、修繕計画に活用できます。
ポストテンション式プレストレストコンクリート桁の維持管理手法の開発 UPDATE
グラウト充填不良のポストテンション式プレストレストコンクリート桁を主に対象とした維持管理に関する研究・開発を行いました。
グラウト充填不良のポストテンション式プレストレストコンクリート桁を主に対象とした維持管理に関する研究・開発を行いました。
既設構造物のモニタリングシステムの開発 NEW
地震時における高架橋柱の損傷や,経時変化によるRC構造物の変状を検知するモニタリングシステムの開発を行っています。
地震時における高架橋柱の損傷や,経時変化によるRC構造物の変状を検知するモニタリングシステムの開発を行っています。
ラーメン高架橋のリニューアル工法の開発 UPDATE
ラーメン高架橋の耐久性や耐震性の向上を目的とした、梁、スラブおよび高欄の補修・補強工法を開発しました。
ラーメン高架橋の耐久性や耐震性の向上を目的とした、梁、スラブおよび高欄の補修・補強工法を開発しました。
鉄筋コンクリート高架橋柱の耐震補強工法の開発 UPDATE
鉄筋コンクリート高架橋柱の耐震補強を目的に、耐震補強工法の開発やその性能評価に関する検討を行いました。
鉄筋コンクリート高架橋柱の耐震補強を目的に、耐震補強工法の開発やその性能評価に関する検討を行いました。
鉄筋コンクリート橋脚の耐震補強工法の開発 UPDATE
鉄筋コンクリート橋脚の耐震補強のために、耐震補強工法の開発やその性能評価に関する検討を行いました。
鉄筋コンクリート橋脚の耐震補強のために、耐震補強工法の開発やその性能評価に関する検討を行いました。
実験設備
2軸交番載荷試験装置
構造部材を模擬した試験体に対して、水平方向の正負交番載荷試験、動的ハイブリット試験が可能な装置です。水平変位と水平荷重の関係等、種々のデータを収集し、部材性能を評価することができます。
構造部材を模擬した試験体に対して、水平方向の正負交番載荷試験、動的ハイブリット試験が可能な装置です。水平変位と水平荷重の関係等、種々のデータを収集し、部材性能を評価することができます。
500kN疲労試験装置
梁などの構造部材や鉄筋などの構造材料の性能を評価するための試験装置です。
梁などの構造部材や鉄筋などの構造材料の性能を評価するための試験装置です。
製品・ソフトウェア
鉄道コンクリート構造物性能照査支援プログラム VePP
鉄道構造物等設計標準・同解説に準拠した鉄道コンクリート構造物性能照査支援プログラムの整備を行っています。
鉄道構造物等設計標準・同解説に準拠した鉄道コンクリート構造物性能照査支援プログラムの整備を行っています。
3次元耐震性能照査プログラム DARS
鉄道構造物等設計標準・同解説に準拠した3次元耐震性能照査プログラムの整備を行っています。
鉄道構造物等設計標準・同解説に準拠した3次元耐震性能照査プログラムの整備を行っています。
基準図書・書籍
基準図書
コンクリート構造物に関する技術基準の整備を行っています。
コンクリート構造物に関する技術基準の整備を行っています。
照査例や手引き、設計・施工指針の策定 UPDATE
鉄道構造物等設計標準に準拠した照査例や手引き、設計・施工指針を策定しています。
鉄道構造物等設計標準に準拠した照査例や手引き、設計・施工指針を策定しています。