9. 画像処理を用いた運転士の視認支援手法

  • 車両運転台の部材が死角となって見えない車両外部の映像を、運転士の視点に対応 した自然な見え方でモニタ等に表示する視点変換手法を開発しました。
  • 運転士の負担軽減に寄与する視認支援装置として活用できます。

車両運転台や貫通路に大きな部材があると、運転士の視界が狭められます(図1)。 そこで運転士の死角を減少させることを目的として、最新の画像処理技術により、死角となって見えない車両外部の映像を運転士から見て自然な見え方でモニタ等に表示する視点変換手法を開発しました。

一般的に運転士の視線の延長線上の部材の背後にはカメラを設置できません。 そこで、図2に示すように、別の角度から死角領域を捉える前方カメラの映像内に、投影する領域に対応した仮想スクリーンを設定します。仮想スクリーンの4隅の3次元座標を2次元座標に変換した後、その座標が投影面の4隅のコーナに射影されるような射影変換プログラムを作成し、仮想スクリーン上の画像を投影面に表示する手法を開発しました。

死角領域の映像を10ms程度の処理時間で運転席脇のモニタに表示するプロトタイプ装置を開発し、運転士から自然にみえる視界が再現されることを現車試験で確認しました(図3)。 本装置を視認支援装置として活用することにより、停止時に停止位置目標等の一部が死角で遮られることがなくなり、運転士の負担軽減に寄与します。

図1 運転台部材による死角
図2 射影変換による視点変換手法
図3 現車による機能確認試験
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