X線回折装置
コンクリート材料研究室
X線を結晶面に照射したときに生じる回折X線を測定することにより、その物質を構成する原子の種類とその配列によって決定される構造、その集合組織など、固体中の原子の幾何学的配置について多くの知見が得られます。すなわち、試料の同定、新しい物質の結晶構造解析や集合組織観察、混合物の定量的な議論などを行うことが可能です。
特徴・諸元
粉末試料では結晶相の同定・定量分析、結晶性良否などの判定が非破壊で可能です。コーリメーターでX線ビームを絞ることにより、固体微小部(最小30μm)程度の結晶相の同定も可能です。
主要諸元
試料形状:試料は、用途により微粉末、固体バルク、薄膜、金属塊などが可能。