高速用集電材摩耗試験機
摩擦材料研究室
本装置は回転円盤に取付られた銅板(模擬トロリ線)にパンタグラフすり板材を押し付け、模擬トロリ線とすり板との間に通電し、しゅう動させ、その時の摩擦係数、離線率、すり板・模擬トロリ線の摩耗量、しゅう動面の状態観察を行うことができる装置です。これにより、種々の材料組み合わせやしゅう動条件での摩擦摩耗特性などを把握することができます。
特徴・諸元
集電系の試験装置では国内最高速の500km/hまでの通電しゅう動が可能で、今後の車両の高速化にも十分対応できます。電流はすり板1本あたり500A(直流、交流)まで流せます。試験材としては、すり板側は実物すり板のほかに、小型試験片の取付が可能で、材料の試作段階での試験が可能です。模擬トロリ線は純銅ですが、板材であれば純銅以外の材料も取付可能です。しゅう動条件としては、定速度・定電流での通電しゅう動のほか、実車の走行条件を模擬して速度・電流を変化させるプログラム運転も可能です。すり板押付装置には加振装置が付加されており、強制的な離線も可能で、実際のパンタグラフに近い状況での摩耗特性を調べることができます。
主要諸元
模擬トロリ線 | 純銅板(直径2m、幅5mm) |
すり板試験材 | 実物すり板大(長さ270mm、幅40mm、厚さ30mm) 小型試験片(長さ90mm、幅50mm、厚さ10mm) |
最高しゅう動速度 | 500km/h |
最大通電電流 | 500A |
押付力 | 9.8~196N(1~20kgf) |
測定項目(運転時) | |
摩擦係数(摩擦力/接触力)、通電電流、離線率(すり板・模擬トロリ線間の接触 電圧降下、アーク光)、すり板試験材温度 |
|
測定項目(停止時) | 模擬トロリ線の摩耗形状、表面状態 |
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