車輪／レール接触往復運動ユニット
摩擦材料研究室
本試験装置は実物の車輪／レールの接触状態を準静的に再現する装置で、接触により発生する作用力および変位が測定できます。本装置は接触部に発生する摩擦を、材料力学的・界面化学的な視点から研究するために使用します。
特徴・諸元
車輪支持部に支持された実物の車輪（フランジ部）に実物のレール（ゲージコーナー）を接触させ、フランジ／ゲージコーナー接触の往復運動を行う装置です。また、レール長手方向（Ｘ方向）、輪重負荷方向（Ｚ方向）および横圧負荷方向（Ｙ方向）にフランジ／ゲージコーナー接触状態で動かし、それらの可動量（変位）が測定できます。
主要諸元
| 最大荷重 | （輪重）50kN、（横圧）40kN |
| 最大速度 | 100mm/sec |
| 最大ストローク | （進行方向）800mm、（輪重方向）50mm、（横圧方向）50mm |
| アタック角 | －3°～＋3° |
| 供試レール | 40N、50N（新品、摩耗品、共に可能） |
| 供試車輪 | （径）750～910mm、（踏面）在来基本踏面、修正円弧踏面 |
