軌道・路盤研究室

Track Structures & Geotechnology

新設線用の直結系軌道および路盤、既設線の道床および軟弱路盤の強化法、騒音・振動対策や建設・産業副産物の再利用に関する研究開発
軌道・路盤研究室は、軌道と路盤の両分野を対象とし、主に新・既設線用の直結系軌道や路盤を主体とした列車荷重影響下の土構造物に関する研究開発のほか、振動・騒音対策や建設・産業副産物の再利用等の環境問題にも配慮した研究開発を担当しています。

研究開発

直結系軌道に関する研究開発

S型弾性まくらぎ直結軌道 UPDATE

S型弾性まくらぎ直結軌道(S型弾直軌道)は、施工コストの削減および施工期間の短縮が可能な防振性能を有する省力化軌道です。

S型弾性まくらぎ直結軌道(S型弾直軌道)は、施工コストの削減および施工期間の短縮が可能な防振性能を有する省力化軌道です。

D型弾性まくらぎ直結軌道 UPDATE

D型弾性まくらぎ直結軌道(D型弾直軌道)は、優れた防振効果を持ち、まくらぎ・弾性材の更新も容易に行うことができる省力化軌道です。

D型弾性まくらぎ直結軌道(D型弾直軌道)は、優れた防振効果を持ち、まくらぎ・弾性材の更新も容易に行うことができる省力化軌道です。

短繊維補強コンクリートの軌道構造への適用 UPDATE

短繊維補強コンクリートのまくらぎ直結軌道用コンクリート道床への適用について検討を行っています。

短繊維補強コンクリートのまくらぎ直結軌道用コンクリート道床への適用について検討を行っています。

性能照査型設計法によるスラブ軌道の設計 UPDATE

スラブ軌道に用いられているコンクリート製の部材の設計に、限界状態設計法に基づく性能照査型設計法を取り入れました。

スラブ軌道に用いられているコンクリート製の部材の設計に、限界状態設計法に基づく性能照査型設計法を取り入れました。

スラブ軌道の維持管理 UPDATE

新幹線および在来線において、多くの敷設実績があるスラブ軌道の維持管理手法の開発を行っています。

新幹線および在来線において、多くの敷設実績があるスラブ軌道の維持管理手法の開発を行っています。

スラブ軌道の検査方法 UPDATE

スラブ軌道のてん充層(CAモルタル)を維持管理するために必要な検査方法として、劣化範囲や隙間範囲を評価する方法について紹介します。

スラブ軌道のてん充層(CAモルタル)を維持管理するために必要な検査方法として、劣化範囲や隙間範囲を評価する方法について紹介します。

高速鉄道用フローティングスラブ軌道

高速走行区間における振動対策として開発したフローティングスラブ軌道です。

高速走行区間における振動対策として開発したフローティングスラブ軌道です。

新幹線軌道のバラストレス化

保守の省力化と耐震性向上を目的として、新幹線のバラスト軌道をバラストレス化する方法を開発しました。

保守の省力化と耐震性向上を目的として、新幹線のバラスト軌道をバラストレス化する方法を開発しました。

SFCてん充道床軌道

グラウト材に超微粒子セメントを用いた低コストなてん充道床軌道です。

グラウト材に超微粒子セメントを用いた低コストなてん充道床軌道です。

スラブ軌道てん充層の劣化予測 UPDATE

スラブ軌道てん充層の強度低下と軌道スラブ-てん充層間の隙間を予測する方法を開発しました。

スラブ軌道てん充層の強度低下と軌道スラブ-てん充層間の隙間を予測する方法を開発しました。

バラスト軌道に関する研究開発

セメントと高分子材料を用いた劣化バラストの沈下対策工法 NEW

つき固め作業時に超速硬セメントと高分子材料からなる補修材を劣化バラストと混合し、安定処理することで沈下を抑制する工法を開発しました。

つき固め作業時に超速硬セメントと高分子材料からなる補修材を劣化バラストと混合し、安定処理することで沈下を抑制する工法を開発しました。

透過音法によるバラストの健全度評価 NEW

バラスト内を透過する音の大きさでバラストの健全度を評価する方法の開発を行っています。

バラスト内を透過する音の大きさでバラストの健全度を評価する方法の開発を行っています。

生分解性ポリマーを用いたバラスト流動対策 NEW

主に曲線区間で生じるバラスト軌道の道床流動に対して,つき固め補修に支障せずに道床流動を抑制する対策工を開発しました。

主に曲線区間で生じるバラスト軌道の道床流動に対して,つき固め補修に支障せずに道床流動を抑制する対策工を開発しました。

バラスト軌道の耐震性に関する研究 UPDATE

地震によるバラスト軌道の変形を実験や解析によって検討し、耐震性の向上を目指した研究を行っています。

地震によるバラスト軌道の変形を実験や解析によって検討し、耐震性の向上を目指した研究を行っています。

浮きまくらぎ自動補正装置 レベルキーパー

バラスト軌道の効果的な浮きまくらぎ防止対策として、浮きまくらぎ自動補正装置レベルキーパーを開発しました。

バラスト軌道の効果的な浮きまくらぎ防止対策として、浮きまくらぎ自動補正装置レベルキーパーを開発しました。

生分解性ポリマーを併用した土砂混入バラストの補修法

粒土混入率の高いバラスト道床に対して、道床交換を行わずに、補修効果が持続する軌道補修方法の開発を進めています。

粒土混入率の高いバラスト道床に対して、道床交換を行わずに、補修効果が持続する軌道補修方法の開発を進めています。

FWDを用いた軌道支持剛性の評価 UPDATE

軌道上において非破壊で簡易に軌道支持剛性を評価する手法を開発しました。

軌道上において非破壊で簡易に軌道支持剛性を評価する手法を開発しました。

セメント系グラウト材を用いた路盤改良工法

バラスト軌道の路盤改良において、発生バラストにグラウトを注入して活用する方法を開発しました。

バラスト軌道の路盤改良において、発生バラストにグラウトを注入して活用する方法を開発しました。

弾塑性構成モデルによるバラスト軌道の沈下特性評価

道床バラストの弾塑性変形挙動を評価する構成モデルを用いたバラスト軌道の沈下特性評価方法を開発しました。

道床バラストの弾塑性変形挙動を評価する構成モデルを用いたバラスト軌道の沈下特性評価方法を開発しました。

バラスト軌道用アスファルト路盤の性能照査型設計法

性能照査型設計手法を取り入れたバラスト軌道用アスファルト路盤の新たな設計方法を開発しました。

性能照査型設計手法を取り入れたバラスト軌道用アスファルト路盤の新たな設計方法を開発しました。

軌道・路盤に関するその他の研究開発

FWDによる盛土(路床)のK値測定方法

小型FWDを用いることで盛土(路床)の施工管理を迅速かつ簡便に行うことができます。

小型FWDを用いることで盛土(路床)の施工管理を迅速かつ簡便に行うことができます。

貨物コンテナヤードアスファルト舗装の設計

大型荷役機械の重荷重下におけるアスファルト舗装の変形特性を考慮した設計方法を開発しました。

大型荷役機械の重荷重下におけるアスファルト舗装の変形特性を考慮した設計方法を開発しました。

実験設備

日野土木実験所 UPDATE

日野土木実験所では、土木・保線に関する様々な試験を実施しています。

日野土木実験所では、土木・保線に関する様々な試験を実施しています。

軌道動的載荷試験装置(日野土木実験所) UPDATE

中規模の実物大軌道模型に対して、静的および動的な荷重を載荷する試験装置です。

中規模の実物大軌道模型に対して、静的および動的な荷重を載荷する試験装置です。

総合路盤試験装置

実物大規模の路盤や軌道に列車荷重を模擬した繰返し荷重を連続載荷する試験装置です。

実物大規模の路盤や軌道に列車荷重を模擬した繰返し荷重を連続載荷する試験装置です。

マルチアクチュエータ方式小型移動載荷試験装置

16基のアクチュエータを制御し、実際の列車荷重に相当する複雑な移動荷重を再現することができます

16基のアクチュエータを制御し、実際の列車荷重に相当する複雑な移動荷重を再現することができます

載荷方向可変式起振機

軌道や路盤に繰返し荷重を与えて、列車荷重の作用による変形特性を評価します。 横圧を作用させることも可能です。

軌道や路盤に繰返し荷重を与えて、列車荷重の作用による変形特性を評価します。 横圧を作用させることも可能です。

軌道支持剛性評価試験装置

重錘を自由落下させることで衝撃荷重(最大で列車荷重相当)を発生させ、荷重と変位の時刻歴波形から軌道の支持剛性を評価できる試験装置です。

重錘を自由落下させることで衝撃荷重(最大で列車荷重相当)を発生させ、荷重と変位の時刻歴波形から軌道の支持剛性を評価できる試験装置です。

基準図書・書籍

設計標準・マニュアル等の整備

バラスト軌道、直結系軌道および路盤・路床に関する設計標準・マニュアル等を作成しています。

バラスト軌道、直結系軌道および路盤・路床に関する設計標準・マニュアル等を作成しています。