摩擦材料研究室
Frictional Materials
鉄道の利便性向上・安全性向上・低コスト化のため、車輪/レール、パンタグラフすり板、ブレーキ摩擦材など、鉄道固有の摩擦境界材料に関する解決策を研究しています。トライボロジー、材料工学、計算科学などの手法を用い、現象解明、材料開発や効果的な使用方法の提案に取り組んでいます。
研究開発
改良型熱処理レール
曲線外軌の摩耗や損傷を抑制するため、レール強度(硬さ)を変えた熱処理レールを開発し、性能評価を進めています。
曲線外軌の摩耗や損傷を抑制するため、レール強度(硬さ)を変えた熱処理レールを開発し、性能評価を進めています。
車輪・ブレーキ系材料の研究開発
境界領域部材としての車輪・ブレーキ系材料の概要と研究事例を紹介します。
境界領域部材としての車輪・ブレーキ系材料の概要と研究事例を紹介します。
車輪踏面調整子
車輪の摩耗低減と増粘着の機能を統合した新たな車輪摩擦材を開発しました。
車輪の摩耗低減と増粘着の機能を統合した新たな車輪摩擦材を開発しました。
パンタグラフすり板材料の研究開発
主なパンタグラフすり板材料と、すり板に求められる特性について紹介します。
主なパンタグラフすり板材料と、すり板に求められる特性について紹介します。
改良型炭素繊維複合カーボン製パンタグラフすり板
C/C複合材製パンタグラフすり板の概要と、摩耗特性を紹介します。
C/C複合材製パンタグラフすり板の概要と、摩耗特性を紹介します。
改良型新幹線用焼結合金製パンタグラフすり板
新たに開発した新幹線用すり板の紹介をします。
新たに開発した新幹線用すり板の紹介をします。
車輪踏面熱き裂の発生メカニズムと対策法
車輪の踏面には様々な損傷や摩耗が発生します。中でも大きな課題である踏面熱き裂について、発生原因を解明しました。
車輪の踏面には様々な損傷や摩耗が発生します。中でも大きな課題である踏面熱き裂について、発生原因を解明しました。
レールの表面影響層の評価法
車輪と転がり接触するレールが受ける転がり疲労による塑性変形状態の定量化解析技術を研究しています。
車輪と転がり接触するレールが受ける転がり疲労による塑性変形状態の定量化解析技術を研究しています。
車輪フランジの接触状態評価
車輪フランジとレールゲージコーナの接触界面で反射する超音波を測定することにより、その接触状態を可視化しました。
車輪フランジとレールゲージコーナの接触界面で反射する超音波を測定することにより、その接触状態を可視化しました。
摩擦材料の微視的構造を考慮した使用時の内部状態推定
鉄道用摩擦材料の使用時の内部状態分布を数値シミュレーションで算出しました。
鉄道用摩擦材料の使用時の内部状態分布を数値シミュレーションで算出しました。
実験設備
車輪/レール接触往復運動ユニット
車輪/レールの基礎的な接触特性に関する研究に用いる実物大試験機についてご紹介します。
車輪/レールの基礎的な接触特性に関する研究に用いる実物大試験機についてご紹介します。
高速用集電材摩耗試験機
パンタグラフすり板材料の摩擦・摩耗特性を評価する高速用集電材摩耗試験機の紹介をします。
パンタグラフすり板材料の摩擦・摩耗特性を評価する高速用集電材摩耗試験機の紹介をします。
高速摩擦試験機
高速摩擦試験機は、高速かつ大きな試験片で摩擦試験を行うことができます。
高速摩擦試験機は、高速かつ大きな試験片で摩擦試験を行うことができます。