1/8.4 スケール 縮小模型試験線

1.概要

車両上に設置したカメラやLiDARを用いた前方監視技術の性能を評価するためには、 支障物の種類や環境条件を自由に設定して定量的な性能評価を行うことが必要です。 このために、研究所の敷地内に 1/8.4 スケールの縮小模型試験線を作成しました。 全長約90mの直線区間を有しており、 実際の大きさに換算すると実距離で約756m相当の距離をカバーしています。 線路上にはレール、バラスト、信号機などの鉄道設備を約1/8.4の大きさで再現した模型が配置されています。

2.悪天候の再現

縮小模型試験線には、降雨・霧・降雪といった悪天候を 人工的に再現するための装置が備わっています。

3.原理

縮小模型が有効である原理は、カメラ映像における「相似則」にあります。
カメラから物体までの距離と物体の大きさの比が同じであれば、
カメラの投影面上には同一サイズの像が形成されます。
つまり、実物を1/8.4に縮小した模型を、実物の1/8.4の距離に配置すれば、
カメラ上では実環境と同等の映像を得ることができます。