浮きまくらぎ自動補正装置 レベルキーパー

バラスト軌道において、無負荷時にまくらぎがバラストに接触せず、レールにぶら下がっている状態を浮きまくらぎといい、踏切境界部等の構造変化箇所やレール継目部にしばしば発生します。浮きまくらぎが発生すると、バラストに衝撃的な荷重が作用し、バラストが破砕したり、噴泥が発生するなどして軌道状態が急速に悪化します。

当研究室では、バラスト軌道の効果的な浮きまくらぎ防止対策として、浮きまくらぎ自動補正装置レベルキーパーを開発いたしました。浮きまくらぎが発生しやすい箇所の既設まくらぎ間にレベルキーパーを取付けることによって、バラストが沈下してもレベルキーパーがレールを支持するとともに、既設まくらぎ下にバラストを押しこむことによって浮きまくらぎの発生を防止します。

なお、本研究は国土交通省の鉄道技術開発費補助金を受けて行われました。