鉄道構造物等設計標準(土構造物)における性能照査型設計方法の導入の一環として、バラスト軌道用アスファルト路盤の性能照査型設計方法を開発しました。従来の設計標準では、路盤のたわみ量により路盤厚さを規定する方法で設計され、列車本数の違いを路盤厚さに反映させることができませんでしたが、新しい設計標準ではアスファルト層の疲労を考慮することにより、列車本数に応じて異なる厚さの路盤を適用できるようになりました。
参考文献
- 桃谷尚嗣、関根悦夫:疲労破壊を考慮した有道床軌道用アスファルト路盤の設計方法、鉄道総研報告、第20巻、第12号、pp.53-58、2006.12