被災した盛土の早期復旧工法

1.はじめに

盛土の復旧時には、列車の運行再開を早期に行うために、大型土のう等により応急復旧工を施工する場合があります。この場合には、本復旧時に大型土のう等を撤去する必要があり、施工期間の長期化や工事費の増大の要因となります。これらに対して、応急復旧工を必要としない、かご枠を使用した盛土の復旧工法を開発しました(図1)。

2.特徴

・恒久構造に利用可能なかご枠により盛土の断面を修復することで、早期に本復旧工事を完了することができます(図2)。
・本復旧までの工期短縮に伴い、総工事費の削減が可能です(図3)。
・必要に応じて地山補強材や排水パイプを併用することにより、復旧箇所の強化ができます。

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