床下機器の高減衰弾性支持による車体弾性振動低減

乗客による車体振動に対する制振効果をヒントとした車体弾性振動低減策として、車両の床下機器の質量を活用し、その質量を高減衰部材で弾性支持する手法の開発に取り組んでいます。

鉄道総研所有の試験車両による加振試験の結果、複数の弾性振動モードに対応するピーク値が低減し、乗り心地が向上することを確認しました(関連ページおよび参考文献1~3参照)。また、床下機器から発する振動の伝搬を抑制することも確認しました(関連ページおよび参考文献2参照)。

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参考文献

  1. 相田健一郎、富岡隆弘、瀧上唯夫、秋山裕喜、佐藤裕之:床下機器の高減衰弾性支持による車体弾性振動低減、鉄道総研報告、Vol.29、No.2、pp.35-40、2015
  2. 相田健一郎、秋山裕喜、瀧上唯夫、富岡隆弘:床下機器高減衰弾性支持による鉄道車両の車体上下振動低減、日本機械学会論文集、Vol.87、No.902、2021(※)
  3. 相田健一郎、瀧上唯夫、秋山裕喜:床下機器弾性支持質量の違いによる車体弾性振動低減効果の検証、鉄道総研報告、Vol.36、No.2、pp.11-16、2022

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